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パーソナルジム開業失敗につながる間違ったコンセプトの作り方

パーソナルトレーナーをある程度続けてくると、自分のできる事がだんだんと分かってきてオリジナルな考え方が出てきます。

そうなると、自分の考えている事で自分のジムを持ちたい、とだんだん考える様になります。

共感できる部分もあるのではないでしょうか。

しかし、その考えている事をそのままコンセプトにしてパーソナルジムを開業してしまうと、高い確率で失敗します。

なぜか。

あなたが考えている提供したいサービスはお客様にとってはどうでも良い事が多いからです。

今回は、よくある間違ったコンセプトについてお話していきたいと思います。

解剖学が〜

一番よくあるのが、解剖学が〜。というパターンです。

この間違いは、解剖学がどうとかは、お客様にとってはどうでも良い内容だという事です。

ここで、多くのトレーナーは勘違いします。

解剖学を大事にしないトレーナーはトレーナーじゃない、と。

違います。そういう話ではありません。

解剖学を使うと、どんなトレーニングが可能になるのか、こちらが重要なのです。

この事を伝えると、次の様に修正されたコンセプトを話してくれます。

解剖学からのアプローチで効率的な〜

確かに、解剖学を考慮してトレーニングするのとしないのでは、効率は変わってくるでしょう。

しかし、

解剖学を考えてやってくれるジムなんだ!行きたい!

となると思いますか?

ひとりでできないからパーソナルジムへ通うのです。

効率が良い事はほとんどの場合、前提なのです。

もう少し、深く考えてください。

となると、次出てくるのが

解剖学で無駄な努力をさせない

みたいな感じです。

心理学でも、人は損をするのを嫌います。

そういう観点から、ここに行き着くパーソナルジムをみかけます。

しかし、これでも浅いです。

お客様は無駄な努力をしない為にパーソナルジムを探しているので、いきたい、となる内容では無いのです。

もちろん、解剖学が大事だと思っているお客様は一定数います。

そういうお客様はきてくれるでしょう。

しかし、そういうお客様へは、コンセプトで表現しなくても解剖学の知識あるよ、と一言添えておけばそれで足ります。

もう一歩、踏み込むとどうなるか。

筋肉が鍛えられている実感をどこよりも提供する

これは、例えですが。

宣伝っぽくいうと、

一度、確実に鍛えられているという実感を体験しにきてください

これは解剖学を理解してトレーニングを提供するからこそ確実に言える事でもあります。

そして、最初のものよりは惹かれるものになっていると思います。

私にはセンスは無いのでこの程度ですが、もっと良いコンセプトを考えてみてください。

続けられる〜

もう一つ、よくあるのが続けられる〜系です。

無理なく、とかあるあるですよね。

これは、開業する前に、結果を出すには継続が大事だ。

継続できる環境を提供したい、と考えた結果でしょう。

とても共感できますが、そもそも続けるのが難しくて最短距離で成果を出す為にパーソナルジムを探します。

また、継続が大事だと理解しているお客様が、

続けやすい環境らしいからここに入会しよう!

とはならない事は言わなくてもわかるでしょう。

しかし、この様に客観的にみないと分からないものです。

さっきの例と同じ様に、改善してみると

とにかく褒めてのばす。通うのが楽しくなる様に。

これもあくまで例えです。

こちらは、心理学を学んでセッションを組み立てる想定をしてみました。

継続の為に心理学を活かすのですが、心理学が〜とか言ってもそんなのお客様の知った事ではない、というのはもう分かるでしょう。

どこかの自動車教習所でも同じ様な事例があって話題になっていた記憶もあります。

この流れで、女性トレーナーしか在籍していない男性向けパーソナルジムも同じです。

女性に会いに行くモチベーションが継続する事に効果的に働きます。

本当の狙いがどうかは分かりませんが、継続させる為にこの方法をとる事も間違いでは無いのです。

継続が大事だから、継続したくなる女性トレーナーを選んだ、とお客様は言えますから。

まとめ

2つの例を通して、コンセプトの間違った作り方と、正しい作り方の一例をお伝えしました。

お客様からしたら知ったこっちゃ無い事をコンセプトにしてはいけない、という事です。

今回はダメな例を通して考える一例です。

コンセプトの作り方のフレームワークはいくつもあります。

たくさん勉強して、効果的なコンセプトを作って、ジム開業が失敗に終わらない様にがんばりましょう。

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